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首・肩の悩み

ヘッドポジションと筋力の発揮

Bodymaintenance

姿勢と筋力の発揮には密接な相関関係があります。
姿勢が変わると関節の角度が変化します。
関節の角度が変化すると、そこに付着する筋肉の長さが変化します。
すると物理的・メカニカルなコンディションの変化により、筋肉の働きにも変化が生じます。
例えば、股関節にある恥骨筋という筋肉は股関節が伸展位にあるときは股関節を外旋する作用がありますが、股関節が屈曲位にあるときは逆に股関節を内旋する作用に変化します。
このように姿勢や身体のポジションによって筋肉は様々な影響を受けますが、今回は頭のポジションによる影響について情報をご提供いたします。

 

 

頭のポジションの変化は、特に立位や座位での活動に対して大きな影響を及ぼします。
首を曲げて頭を下に向けると、反射的に脊柱起立筋という背筋群が弛緩します。


逆に頭を後ろに反らすように首を少し伸展させると脊柱起立筋の収縮を促します。


このようなことを踏まえると、ウェイトトレーニングで床から重りを持ち上げる時などは勿論ですが、日常生活で何か重い物を持ち上げる時なども、頭が下がった状態では腰を痛めるリスクが高まります。
スクワットなどのトレーニングをする際も同様です。
頭が下がると腰が丸まってしまい怪我のリスクが高まります。

 
ちなみに、腰が丸まると脊柱の靭帯に、腰が反ると背筋にストレスがかかると言われています。

 

 

また、頭を回旋させると脊柱も同じく回旋してしまうため、トレーニング中や何か重い物を持つときなどは気を付けてください。
特に、脊柱の極端な屈曲や伸展に回旋が加わると怪我のリスクが大変高くなります。

 

 

 

そして、もう一点。
視線は頭のポジションに対して影響を及ぼします。
正しい姿勢やボディポジションのためには、視線をガイドにして頭のポジションを動きの中で適切な位置に保つことが重要です。
一般的には、視線が正面を捉えていれば脊柱のニュートラルポジションは保ちやすいと言われています。


ですから、トレーニングや日常生活で重い物を持つ時などは視線を正面にして、頭が下がらないように気を付けてください!!
それが怪我や日常生活での痛みの予防に繋がります!!

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