外反母趾
Bodymaintenance
男性の方もそうですが、特に女性では外反母趾でお悩みの方は大勢いらっしゃいます。
特に偏平足の方は足部のアライメントが崩れて、外反母趾に移行しやすいです。
今回はこの偏平足によるアライメントの崩れによって生じる外反母趾を少しでも改善するための簡単なコンディショニング方法をご紹介します。
偏平足の場合、足部の“立方骨”という骨が地面の方向に降下しているケースが多いです。
そのため、足部の内側だけでなく外側のアーチも下がってしまい偏平足の状態になっています。
この立方骨を挙げて、足部アライメント改善するために自宅で出来る簡単なエクササイズを2つ、ご紹介します。
まずは、タオルを丸めます。
だいたい直径1㎝くらいになるように丸めて床に置き、その上に片足を乗せます。
タオルがくるぶしの前側にくるように合わせます。
もう一方の足は少し後ろに引き、前側のタオルを踏んでいる足のほうに体重をしっかりかけます。
次に、浅めのスクワットをするように少し膝を曲げていきます。
そして、膝を曲げたまま膝を外側に動かします。
この時に拇趾球が浮いてしまい外側荷重にならないよう、しっかり拇趾側に体重をかけておいてください。
そして、膝を伸ばして元の位置に戻します。
このエクササイズで降下している立方骨に対して丸めたタオルで持ち上げる効果があります。
無理のない範囲で8~10回を2~3セット行ってください。
2つ目は、少し古典的に感じるかもしれませんが“青竹ふみ”です。
これも先程のタオルスクワット同様にくるぶしの前側に青竹の頂点がくるように足を乗せます。
この青竹ふみでも降下している立方骨を持ち上げる効果が期待できます。
また、ゴルフボールなどもう少し小さな物を足で踏む方法もありますが、あまり小さな物では圧が集中することで周囲の組織の癒着が起こる恐れがあり、その癒着によりアライメントの崩れが助長されることもあります。
青竹ふみの場合は足部に当たる面積が大きいので組織が癒着する恐れがありません。
偏平足による外反母趾を始め、足部の痛みなどのお悩みに対して、これらの方法をお試しください。
ただ、足部周囲の軟部組織の癒着がひどい場合は専門家の力が必要になりますので中々改善しない場合は是非、ご相談ください!!